先日、このブログでもついにダイソーに登場した刺し子布の記事を書いたように、私は100均の刺し子布には大変お世話になっています。
ですが、正直100均の刺し子糸については元々やっていた他の刺繍の感覚で100均の物は流石にあまり質がよくないだろうと初めから選択肢にも入れませんでしたし、そもそももっと安く専門店の刺し子糸が買えたりなんかもするので、これまで実際に100均の刺し子糸を使用したことはありませんでした。
しかしながら、ダイソーは刺し子布と共に使いやすいカード巻きタイプの刺し子糸を展開して来ましたし、セリアもいつの間にか刺し子糸をリニューアルして同じくカード巻きタイプにしていました。
これは前述のダイソー刺し子布といい、どうも100均業界が刺し子商品に力を入れて来ている気がするので、感謝も込めて「だったら先入観を抜きにして一度購入してみようじゃないか!」と思い立ち、ダイソーとセリアの刺し子糸をそれぞれ1つずつ買って使用してみましたので、折角なので今回はその使用感と両者の比較についてをこの記事に簡単にまとめてみました。
ですので、100均の刺し子糸が実際にどのような質か気になっていた方や、ダイソーとセリアの刺し子糸の違いを知りたい方は是非この記事を参考にしてみてください。
ダイソーとセリアの刺し子糸の違い
左の緑色の刺し子糸がダイソー、右の灰色の刺し子糸がセリアのものです。
まずぱっと見でも分かりやすいと思いますが、太さが結構違います。
とはいえ、実はどちらの糸も4本撚りなので、セリアの方も実際に刺してみると巻きの状態での印象ほどは太くないのですが、それでも両者を比べるとかなり差は歴然です。
もっとも、糸の太さや撚りの甘さについては本来完全に好みの問題ではあるのですが、セリアの刺し子糸の方は他の撚りが甘くふわっとした印象の刺し子糸と比べても撚りが崩れて糸が割れやすく、糸端もすぐボロボロになるので正直なところなかなかに扱い辛いなと感じました。
対してダイソーの方は特別な強調材料はないものの案外悪く無いです。ちょっと硬さの割に毛羽立ちやすいかな~という程度でした。
また、一巻きの長さなのですが、ダイソーは40mでセリアは30mとかなり差がある為、これに関しては同じ100円でもお得なのは明確にダイソーのほうでしょう。
- 糸の太さはダイソーが細め、セリアは太め
- セリアの刺し子糸は割れやすく扱い難いかも
- 値段的にも長さのあるダイソーのほうがお得
どちらかと言えばおすすめはダイソー!
上記の比較を一通り考慮すると、どちらにも良い面がある刺し子布とは違い、100均の刺し子糸については、太さによる好みの問題を除けば殆どの面においてセリアのものよりダイソーの方が優れていると感じました。
それでも、やはり質は有名店の商品と比べれば劣りますし、正直なところ値段で考えても特別安いという訳でも無い100均の刺し子糸なのですが、やはりカード巻きタイプになったのは手軽さの向上という面で以前よりも気軽に手に取りやすくなったとは思います。
ですので、個人的な結論としてはどちらにせよ既に刺し子を始めている人が敢えて購入する程の質ではないけれど、これから刺し子を始めようとしている初心者さんが100均の刺し子布と一緒に手に取る最初の刺し子糸としては十分な商品なのではないかなという印象を持ちました。
まとめ
- セリア刺し子糸は太めで扱い難さがある。30m。
- ダイソー刺し子糸は細めで強調材料はないものの悪くない。40m。
- どちらもカード巻きタイプで手軽さはGOOD
- 敢えて買うほどではないが、初心者向けとしてはどちらも及第点
- 選べる場合はダイソーの方がおすすめ