……なんて経験、ありませんか?
実は布端の処理は布を扱う手芸やソーイングでは必ず考えることなのですが、これまでなかなか他の手芸などをされてこなかった方は知らずに始めてしまいがちですよね。
その結果、ほつれた糸を刺繍に巻き込んでしまったり…なんて話もよく聞きます。
今日はそれを防ぐ為に、具体的な布端の処理方法を強力な順にご紹介していきます。
ロックミシンで処理
ロックミシンは、布端の処理やニットの縫い合わせに使われるミシンです。
市販の洋服や布小物など、布が使われている製品の端処理はほぼこれで行われていると思って間違いないです。
専用のミシンなので当然ながらこれが最強なのですが、やはり初心者のうちからロックミシンを選択肢に入れようとする方はなかなか居ないと思いますので、ここではさらっと流します。沢山作品を作っていくうちに、欲しくなったらその時に改めて検討すればよいでしょう。
ミシンで処理
ここからの2つは、家庭用ミシンをお持ちの方向けの紹介です。
裁ち目かがり縫い
お手持ちのミシンに、裁ち目かがり縫いの機能はついていらっしゃいませんか?
比較的新しく、かつそこそこの性能のミシンであればついているようです。これがあれば後述のジグザグ縫いよりも強力ですので、機能がある場合はこちらを使うと良いでしょう。
ジグザグ縫い
ジグザグ縫いは、よくミシンでの端処理として名前が挙げられる方法です。
ロックミシンや裁ち目かがり縫いよりは威力が落ちますが、最低限の処理が手軽に可能です。
ほつれ止め液
ミシンが無い、もしくはあるけど出すのが面倒!なんて方に検討してみて欲しいのが、ほつれ止め液です。これはその名の通り、液を塗ってほつれ止めが出来るというものです。
そのうち、最も有名で人気があるのはピケという商品です。
また、ほつれ止め液自体は近年では100円均一などでも手軽に手に入るのですが、100均の製品は洗濯に対応出来ないようなので、洗濯をする可能性のあるものにはピケや、他の洗濯可のほつれ止め液を使用すると良いでしょう。
ただし、このほつれ止め液全般には、乾いた後に多少液を塗った痕が分かるというデメリットもあります。程度は使用する布にもよりますが、使い方には注意が必要です。
それと、広範囲に使用するのは大変ですし、その場合はコスパ面でもおすすめしないです。
手縫い
最後に紹介するのは、手縫いでの端処理の方法です。
かがり縫いをしてくるくると布端を糸で抑えて行きます。こんな感じです。
本当にこれで大丈夫なの?と思われる見た目かと思いますが、やるのとやらないのとではかなり違うので、これまで紹介した方法が試せない方は、是非やってみて下さいね。
まとめ
- 最強はロックミシン
- 一般的な家庭用ミシンでも効率的な処理は可能
- ほつれ止め液は、洗濯可能なピケがおすすめ
- ミシンも液も使わないなら手縫いでかがる!