100円均一のセリアが水で消える図案プリント済みの『刺し子用ミニ花ふきん生地』を取り扱うようになって早数年……
刺し子という手芸がより盛り上がって来たからか、ついにあのダイソーまで刺し子布を商品化!
既にセリアの花ふきん生地にお世話になっている私としては、勿論すぐに試してみたいと思ったものの……やはりというべきか、発売してすぐかなりの人気商品となったようでなかなか手に入れることが出来ませんでした。
……が、この度ついに念願叶って購入することが出来たので、今回は実際にこのダイソー刺し子布を使ってコースターを作ってみての感想や、先駆者であるセリアの花ふきんと比べてどうなのか、などといった点を個人的にまとめてみました。
既にセリアの刺し子布を愛用していてダイソーの商品も気になっているという方や、100均で買えるなら刺し子に挑戦したみたい!という方は、是非この記事を参考にしてみて下さい。
Contents
ダイソー刺し子布・基本の商品内容
現在(※2021年4月時点)ダイソーで取り扱っている刺し子布は2種。
それぞれ柄違いのコースター(約12×12cm)が2枚ずつ作れるという商品で
白い布のパックでは一目刺しの『十字花刺し』とくぐり刺しの『亀甲花刺し』
黒い布のパックでは伝統模様の『青海波』と『麻の葉』の図案がそれぞれプリントされています。
もちろん、プリント図案は水で消えるようになっています。
セリアミニ花ふきん生地との主な違い
100円の商品という性質上、やはり気になるのは既に刺し子ファンから高評価を受けているセリアの『刺し子用ミニ花ふきん生地』と比較してどうかという点でしょう。
実際に触れてみて、良くも悪くも違う点は多くあるなと感じたので、以下はその違いを順番に説明して行きたいと思います。
そもそも同じ刺し子布でも作れる物が違う
まず実際に制作するまでもなく、このふたつの商品は作れるものが違います。
ダイソーの刺し子布では前述の通り1パックでコースターが2枚。
セリアの刺し子布ではミニ花ふきんという名前通り、小さなふきんが1枚作れます。
この違いは好みの問題だと思いますが、特に作るものには拘りが無く「とりあえず刺し子がしたい!」という場合は約16×16cmのミニ花ふきんが作れるセリアの商品よりも、約12×12cmのコースターが2種類作れるダイソーの商品のほうがお得と言えるかも知れません。
セリアは種類が豊富、しかしダイソーには黒布が
図案の種類については、やはり先に商品を展開しているセリアのほうが圧倒的に多いです。
対するダイソーはまだ2種類4柄ですから、この点については正直まだ同じ土俵にも立てて居ない状況です。
ですが現段階でも、実はダイソーには大きな強みがひとつあります。
それは前述のように、黒い布のパックがあるということ。
現状セリアでは白いふきんしか取り扱っていないので、黒布の商品はそれだけで差別化が出来ています。
仕立てはセリアが楽
布の仕立ては中表で返し口を残して縫い、表に返してから返し口をコの字閉じなどで閉じるやり方のセリアに対し、ダイソーのコースターは裏を突き合わせて周囲を全てコの字閉じなどで閉じるやり方です。
慣れている方にはどちらでも特に問題はないと思いますが、これまであまり裁縫自体をやって来なかったという初心者の方だと、ダイソーの仕立ては少々時間がかかって大変に感じるかも知れません。
布の硬さがかなり違う
方やコースター、方やふきんと作るものが違うので当然といえば当然かもしれませんが、両者の布の硬さには結構な差があります。
ダイソーはやや硬くしっかりした布、セリアは柔らかく薄い布です。
完成品としてはこれまた好みの問題になるとは思いますが、刺しやすいのは圧倒的にセリアの方です。
まとめ
- 初心者向けの刺し子布として見ると、ダイソーよりセリアの方が扱いやすい
- お得感はダイソーのほうがある
- ダイソー刺し子布のウリはなんといっても黒布があること
- 総合的には良品なので今後の展開に期待大!