これまで図案入りのふきん布やキットで刺し子を楽しんで来たけれど、そろそろ自分で1から晒(さらし)で花ふきんを作ってみたい!
……なんて思っている方がいざ行動に出ようと思ったとき、最も迷うことが多いのは『じゃあ、一体どんな晒を買ったらいいのだろう』と、いう点ではないでしょうか。
なので、今回の記事ではそんな方のために、購入前に必ず確認しておきたい簡単な2つのポイントを紹介して行こうと思いますので、これから初めて刺し子用の晒を購入しようと考えている方は是非参考にしてみてください。
購入するのは基本的には『文規格』のさらし
刺し子ふきんの制作用に晒を購入する場合、まず第一に確認しておきたいのは晒の規格です。
晒には『文』『特文』『岡』『特岡』などの規格があるのですが、この規格が何の差であるかというと、生地に使用されている糸の番手(太さ)とそれによる生地の目の詰まり具合が違うのです。
具体的に言うと『文規格』の晒よりも『岡規格』の晒のほうが糸が細く生地の目が詰まっており、使われている糸の量に差がある為か値段も多少高めになっていたりします。
そして、刺し子の花ふきんを作る場合『岡規格』の晒だと密度が高いぶん刺し子糸の太さや図案の細かさによっては糸をしごくのが大変になってしまうことがあります。
特に太めの刺し子糸を使う場合は『岡規格』では刺し難いので、基本的には刺しやすい『文規格』の晒がおすすめです。
布幅は34cmがおすすめ
もう一つ購入時に気を付けておきたいのが晒の布幅です。
これは実に単純な話で、もちろん作りたいふきんの図案にもよるのですが、私が知っている限りの花ふきんの図案本では布幅が33~34cmの晒を想定している場合が多いため、とりあえず34cm幅のものを買っておくと多くの図案に問題なく対応できます。
実際に私が使っているさらし
ここまで晒を選ぶポイントを簡単に説明して来ましたが、そうは言ってもそもそも条件に合う晒を探すのが面倒くさいわ!……と、思われる方も中にはいらっしゃるでしょう。
また、そうでなくても通販であればともかく、実際に手芸店などで見て購入しようと思うと、そもそも規格や布幅が見えるところに書いていなくて選びようがないなんて場合すらあります。
ですので、そんな方の参考になればということで、最後に私が実際に使っている晒を紹介しておきます。
まとめ
- 初めて1から花ふきんを作るなら『文規格』の晒が扱いやすい
- 幅は34cmのものを買っておくと多くの図案に対応しやすい