刺し子糸を使うには、大抵の場合購入時の状態からひと手間かける必要があります。
準備が簡単なのはかせの1箇所を切って使う方法ですが、やはり毎回好きな長さで糸が取れたり、収納が簡単だったりと実際に使い易いのは刺し子糸を巻いて使っていく方法だと思います。
なので、今回はこの刺し子糸の簡単な巻き方について説明していきたいと思います。
刺し子糸を巻いて使いたいと考えていた方や、そもそも根本的に刺し子糸の使い方がわからないという初心者さんは、よければ是非参考にして下さい。
刺し子糸は手で巻ける
ペンなど棒状のものがあれば、刺し子糸は簡単に手で巻ける!
実際の刺し子糸の巻き方
今回巻いたのはこちらの刺し子糸。
まず、紙を外して糸を広げます。
糸端が一ヶ所に纏められているので、そこを探して、結び目を解くなり切るなりして糸端を取り出します。
ここはメーカーさんによって止め方などが違いますが、今回は別糸と一緒に結んであったので結び目を切って取り出しました。
糸端を取り出せたら、二本ある片方(どちらでも可)を細い棒状のものにマスキングテープでもセロハンテープでも何でも良いので、こんな感じで貼り付けてしまいます。
ここまで出来たら、糸を巻き始めます。
このとき、元の輪っか状になっている糸は、輪の形をキープしておきます。何かしっかりとしたものに引っ掛けても良いですが、私は椅子に座って自分の両脚の膝にかけてやっています。
そして、まずは普通に棒に沿って巻き始めて……
段々と角度を変えて巻いて丸を目指します。
ペンを外す段階までは当然完全な丸にはならないので、なんとなくで大丈夫です。
手で持てそうな大きさになったところで、糸端を止めていたテープを剥がし、棒(この場合はペン)も抜いてしまいます。
とりあえず下の画像くらいあれば大丈夫ですし、不安ならもう少し多く巻いてもOKです。
ここまで出来たら、先程テープで止めていた糸端が隠れてしまわないように気をつけながら、後はぐるぐると丸になるように巻いて行くだけです。
初めは棒を抜いて空いている穴を隠すように巻くなど、丸として糸が足りない部分を見つけて巻いて行くうちに自然と形が安定していきます。安定したら深く気にせずランダムに巻いて行って、また偏って糸の少ない部分が出て来たらそこを重点的に巻いて……と言う感じです。
これを続けて行くと、最終的にこんな感じになります。
最後に初めに残した方ではなく、巻いて行ったほうの糸端を針などで球体の中に押し込むように絡ませて完成です。
巻いた糸の取り出し方
残っているほうの糸端(巻くときにテープで止めていたほう)を引いて取り出して使って行きます。外側ではなく中から使って行く感じですね。
糸巻きのポイントまとめ
- まずはペンなどの棒状のものに角度を変えて巻いて行く
- 手でも持ちやすい大きさまで巻いたら棒を外して丸を目指す
- 巻き終わったら巻いていたほうの糸端を中に押し込んで完成
- 作った糸玉は中から使える