クロスステッチ

抜きキャンバスの使い方と綺麗に仕上げる為のコツ

専用布以外へのクロスステッチ等を可能にしてくれる抜きキャンバス

これさえあれば刺繍の幅が広がる大変有り難いものなのですが、上手く仕上げるには少々コツが要るんですよね。

しろくろ
しろくろ
実際、私も初めて抜きキャンバスを使った時は思っていたより使い辛くて驚いた経験があります

今回の記事では、これから抜きキャンバスを使ってみたい!もしくは、一度使ってみたけど思っていたようには行かなかった……なんて方へ向けて、抜きキャンバスの使い方と簡単なコツを解説します!

初心者ぴよ
初心者ぴよ
あっ、これからやってみたかったから丁度良かった~!
しろくろ
しろくろ
また、この記事ではクロスステッチをしながら解説していきますが、抜きキャンバス自体はこぎん刺し等の他の区限刺繍でも使用できるので、是非色々試してみてくださいね!

抜きキャンバスの使い方

しろくろ
しろくろ
順を追って説明していきます!

裁断

まずは、抜きキャンバスを裁断します。

この時、図案の大きさに対し余裕を持って裁断してください。

しつけ縫い

裁断が終わったら、次はクロスステッチしたい布の上に抜きキャンバスを置いてしつけ糸でしつけ縫いをします。

この時、外側ぎりぎりを縫ったりはせず、余裕を持った位置で縫いましょう。

しろくろ
しろくろ
抜きキャンバスは後から抜くものなので繊維が抜けやすく、ギリギリを縫うと端からぼろぼろ崩れてしまう場合があります
初心者ぴよ
初心者ぴよ
なるほど、その影響を受けないように裁断時に余裕を持たせたんだね

クロスステッチする

後はクロスステッチをしていくだけなのですが、ここで注意点が。

穴の空いた専用布に刺していく訳ではないので、クロスステッチ針ではなくフランス刺繍針など先の尖った針を使用してください。

また、通常クロスステッチはふっくらと仕上がるように刺すのが綺麗と言われていますが、抜きキャンバスで刺す際は普段より少しきつめに刺してください。

そうしておかないと、抜きキャンバスを抜いた後に糸が緩くなりすぎて綺麗に仕上がりません。ようするに、抜きキャンバス分の厚みが後で抜けるのでそういったことになります。

さて、クロスステッチが終わった段階で、しつけ糸は取ってしまいましょう。

しろくろ
しろくろ
これは私の手持ちの抜きキャンバスが25ctだったので見やすいように2目で刺していますが、もちろん1目で刺して行っても大丈夫です

抜きキャンバスを抜く

いよいよここからは抜きキャンバスを抜いて行きます。

初心者ぴよ
初心者ぴよ
おおー、なんだか楽しみだ

まず、抜きキャンバスを水で湿らせます。霧吹きなどがあれば手っ取り早いですが、無ければ濡らした清潔なふきんなどを当てて湿らせましょう。

初心者ぴよ
初心者ぴよ
写真だと分かりにくいけど湿らせた後だよ
しろくろ
しろくろ
抜きキャンバスが水を含んでふにゃりとしてます

しっかりと湿らせた後、端の方から一本一本抜いて行きます。掴む部分が短すぎるとやりにくいので、図案ギリギリまでキャンバスをカットするのはNGです。

また、一般的な書籍などでは「ピンセットを使って抜いて行く」と書かれていることが殆どで、勿論それでも上手く抜けていくなら構わないのですが、私自身は毛抜きを使って抜いてます。個人的にはピンセットより遥かに抜きやすいのでオススメです。

しろくろ
しろくろ
これまでピンセットで上手く抜けなかった、時間がかかってイライラしたなどの経験をお持ちの方は一度毛抜きを試してみて欲しいです

そして、抜きキャンバスの糸が全て抜けたら完成です!

抜きキャンバスの意外な代用品

ちなみにこの抜きキャンバスですが、有名な代用品がひとつ存在します。

それは、網戸です。

初心者ぴよ
初心者ぴよ
えっ、それ本気で言ってる!?
しろくろ
しろくろ
構造的に近いから、多少の使い難さはあるけど使えると言えば使えるんだよね。私も実際に試してみたよ!
抜きキャンバスの代用に本当に網戸が使えるのか試してみたそう安くはない抜きキャンバスの代用品として、名前が挙がることがある網戸。 実際に代用して使っている方の話も聞きますし、ぱっと見の構...
初心者ぴよ
初心者ぴよ
ほ、本当に使えるんだ……!?

まとめ

  • 図案の大きさに対して余裕をもって裁断
  • しつけ位置はなるべく内側に
  • 針はフランス刺繍針など針先の尖ったものを使用
  • クロスステッチは普段よりきつめに
  • 抜きキャンバスを抜き始める前に湿らせる
  • ピンセットで抜きにくければ毛抜きで!
しろくろ
しろくろ
これらのポイントに気を付けて、是非抜きキャンバスを使いこなした楽しい刺繍ライフを送ってください!