仕上がりが立体になるクロスステッチ作品と言えば、ビスコーニュを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
今回はそんなビスコーニュの変形、発展形として、同じようにバックステッチをかがって組み立てて行くかわいいハウス型のクロスステッチ図案に特化した本『クロスステッチで楽しむメルヘンハウス刺しゅう【パターン&立体ハウス】』を個人的な超おすすめ本として紹介しようと思います。
クロスステッチで楽しむメルヘンハウス刺しゅう
まず、今回紹介する本はこちら!
主な内容についてはこの表紙を見て頂ければ分かりやすいのですが、タイトルにもあるメルヘンハウスをモチーフとして、一つのテーマに対して立体と平面のパターンがそれぞれ掲載されている形です。
実際の作例
単純に可愛い、とだけ言われたところで、結局は実際の作品を見ないと判断なんて出来ませんよね。
なので、まずは私がこの本の図案で作った立体ハウスの写真を紹介してみます。
一つ目は『不思議の国のアリス』をテーマにした、『キュートなアリスの家』
※側面は両側同じ
もうひとつは『きのこの家の小人たち』というテーマで『みんな仲良しきのこハウス』
掲載図案数
16のテーマに前述の通り立体と平面の図案がそれぞれあるのですが、立体ハウスの方は18個の図案、平面のほうは1枚で大きな図案として考えるなら16種ですが、実際には細かい図案の集合体になっているページなども存在するのでちょっと数え方が難しいです。ざっくりと考えるなら立体18+平面16で34ですね。
必要な道具
基本的なクロスステッチの道具に加えて、基本的に立体ハウスの図案では接着芯・厚紙・綿が必要になります。また、ベージュのフェルトが少量必要になる図案もひとつありました。
それと、掲載されている糸の色番は全てオリムパス、布はアイーダ14カウントで統一されています。
クロスステッチ以外のステッチ
こちらの本では、クロスステッチ以外にストレートステッチ・フレンチノットステッチ・サテンステッチ・ホルベインステッチ・バックステッチが図案の中に入っていることがあります。
ただし、どのステッチについても本の中でやり方が写真付きで親切に載っているので、上記の中にわからないステッチのある方でも大丈夫だと思います。
仕立ては簡単
立体ハウスの仕立て方については、基本的なことはビスコーニュと変わりがないので特に難しいことはありません、簡単です。
特に、1度でもビスコーニュを作ったことがある方なら特に迷うところはない筈ですし、シンプルな形のもの(作例に載せたアリスの家など)から始めればしっかり説明も載っているので初心者さんでも大丈夫だと思います。
まとめ
- 16のテーマに対し、平面と立体の図案がそれぞれある
- 接着芯・厚紙・綿が必要
- 図案の糸はオリムパス、布はアイーダ14カウント
- 仕立て方は簡単!