まだまだ慌ただしい世の中。必然とおうちで過ごす時間も多くなりますよね。
ですが、そんな日々だからこそ、折角なら興味はありつつも今まで手を出してこなかった手芸を始めて充実したおうち時間を過ごそう!と考える方もきっといらっしゃることかと思います。
ですので、今回はそんな手芸の中でも比較的簡単で、全くの初心者さんでも気軽に始めやすい刺し子を実際に始めたいと考えている方向けに、始めるにあたって最低限必要な道具を個人的なおすすめを交えながら紹介して行きたいと思います。
刺し子に興味があるけれどどんな道具を用意したらいいのか分からずに足踏みしていた方や、初心者向けに具体的な扱いやすい商品の情報を探していた方などは、是非この記事を参考にしてみて下さい。
Contents
刺し子に必要な道具一覧
まずは私が普段刺し子をする際に使用している道具をざっと挙げてみます。
- 刺し子針
- 刺し子糸
- 刺し子布
- 図案(プリント済み布を使わない場合)
- まち針
- 手縫い糸
- 定規
- チャコペンorフリクションペン
- アイロン
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
初心者向けおすすめ刺し子針
まず、当然針がないと刺せませんので刺し子針が必要です。
長さや穴の大きさなどが違う針を色々なメーカーさんが出していますが、基本的には一般的な手芸店で売っている取り合わせの刺し子針(複数の長さの針が入っているもの)を購入すればどれでも問題ありません。
みすや忠兵衛 刺し子針
とはいえ、どれでも問題ないと言われても迷ってしまう方も多いですよね。
ですので、ひとつだけ取り合わせの針の中でも個人的なおすすめとして、私が最近気に入って使っているみすや忠兵衛さんから出ている取合せ刺し子針を推しておきます。
こちらのみすや忠兵衛さんの刺し子針は非常に生地への針の通りが良く、全くストレスなく針が通って行くので初心者の方にも大変扱いやすいと思います。
5種類の長さの刺し子針がそれぞれ1本ずつ入っていますので、まずは実際に一度使ってみて特別気に入った・使い易い長さの針があれば前述の通り次回からはその針をまとめて買うのがおすすめです。
初心者向けおすすめ刺し子糸
刺し子針と来たら、次は刺し子糸のお話です。
こちらはもう、元も子もないことを言えば基本的には好きな色や太さの糸を使って下さい!といった感じなのですが、色んなメーカーさんが多くの魅力的な糸を出しているので、逆に多すぎて決められない……と思う方や、そもそもどんな糸があるのかわからない!という方もきっといますよね。
ですので、以下はそんな方の為に私が初心者さん向けにおすすめを選ぶとするならこれかな、という刺し子糸をいくつかピックアップしてみましたので、良ければ参考にしてみてください。
ユザワヤ
まず、価格や店舗展開の多さから気軽におすすめしやすいのが大手手芸チェーン店ユザワヤの刺し子糸です。
こちらの刺し子糸はまず1かせ40mが税込107円と100円均一よりも安いのが何よりも魅力です。
また、色は選べませんが7色セットで550円と更にお得な刺し子糸も売っていますので、お近くにユザワヤのある方はまず実店舗に行って目を通してみることをおすすめします。
ホビーラホビーレ
ホビーラホビーレの刺し子糸もコスパに優れます。
単色の糸なら1かせ85mで税込220円でこちらも安いですし、混色の糸も色が豊富で可愛いです。
主に百貨店に店舗が入っていますので、こちらももしお近くにあれば是非店舗で実物を見て欲しい刺し子糸です。
DARUMA刺し子糸
使い易さという点では、ダルマ刺し子糸も初心者さん向けにおすすめしやすい刺し子糸です。
こちらはカード巻きタイプの刺し子糸ですので、新たに巻き直したりと事前の準備が必要なくそのまま使用できるというのが最大の魅力です。収納も場所を取りません。
太さは細と合太の2種類があるので、好みで選んでみてください。
オリムパス<細>
オリムパスの細糸もやはり巻いた状態で売られていてそのまま使える為、ダルマと同じく初心者の方でも扱いやすい刺し子糸だと思います。
比較的最近出た商品ということもあり、今なら小さめの手芸店さんでも結構店頭で見かける率が高い気がするのもポイントです。
番外編:小鳥屋
最後にもうひとつ。番外編として小鳥屋の刺し子糸を紹介しておきます。
何故番外編かというと、個人的には一番気に入っている刺し子糸で凄く紹介しておきたいのですが、質もコスパも文句無しとはいえ、あまりの量の多さにこれから刺し子を始めるぞ!という初心者さんが買うにはちょっと適さないかなと思ったので番外編です。
詳しくは『圧倒的コスパ!小鳥屋さんの刺し子糸が超オススメ!』という記事にて紹介しておりますので、もし貴方が実際に刺し子を始めてみて、これからも沢山刺し子を続けていきたい!と思った時には改めてこの小鳥屋の刺し子糸を検討してみて下さい。
また、もっとどんな種類の刺し子糸があるか知りたい!という方がいらっしゃいましたら『手持ちの刺し子糸の太さを比較してみた』という記事の方にも一度目を通してみると良いかも知れません。
初心者向けおすすめ刺し子布
さて、針と糸の準備が出来たら、当然次は刺し子布が必要です。
刺し子をする場合、布に関しては大きく分けて予め図案がプリント済みの刺し子布を購入する場合と、晒などを購入して自分で製図や図案を写す場合の二通りがありますが、初心者の方ならばやはり最初はプリント済の刺し子布を購入するほうが良いでしょう。
こちらも基本的には好きな柄を選んで買えば良いのですが、それでも選びにくかったり、もしくは同じ伝統柄を取り扱ってるメーカーさんが複数あって選ぶ決め手が分からないという方もいらっしゃると思いますので、以下は再び初心者向けにおすすめするなら特にこれかな、という刺し子布を紹介したいと思います。
セリア刺し子用ミニ花ふきん
まず、手軽さという意味でぶっちぎりなのがセリアの『刺し子用ミニ花ふきん』
100均セリアの商品ですので勿論1枚100円で購入出来ますし、現在は柄も豊富に展開されていてかなり楽しめます。
小さめのサイズなのでひとまずお試しで刺し子をしてみたい!という方にはぴったりです。
他に100均で言えば現在はダイソーにも刺し子布があり、そちらも総合的には良い商品だと私は気に入っているのですが、初心者さんにおすすめするという条件ならセリアの刺し子布の方がダイソーの刺し子布よりも刺しやすく扱いやすいので、どちらかと言えばセリアが良いと考えています。
とはいえ、記載されている文章だけでは制作にあたって少々説明不足な点もあるので、説明の分かり易さを重視する方には後述のメーカー品の方が向いていると思います。
オリムパス 刺し子花ふきん
管理人はこれまで有名メーカーさんの刺し子布は色々購入して来ましたし、特に問題のある商品に当たったことはないので、基本的にはやはりどこのメーカーさんの物を購入しても問題はないと思います。
ですが、初心者さん向けに強くおすすめするとするならば、刺し子糸の欄でも紹介したオリムパスさんの製品を私は推します。
このオリムパスさんの刺し子布は仕立てがしやすく、図案も見やすく、説明書も分かりやすいと良いことづくめですし、パッケージに必要な刺し子糸の長さの目安もしっかり書かれているので、初心者の方でも刺し子糸をどれだけ買えばいいか迷わなくて済むのも良いポイントです。
三種揃った刺し子キットを買うのも手
ここまで刺し子針・刺し子糸・刺し子布をそれぞれ紹介して来ましたが、手っ取り早くこの3種全てが入った刺し子キットを購入するというのも良い選択です。
これまたとにかく気に入ったものを購入すれば……とお決まりな話になってしまうのですが、迷う場合は刺し子布のところでも述べたように、説明などの分かり易さからやはりオリムパスさんの刺し子キットが個人的にはおすすめしやすいです。
その他の道具について
ここまで刺し子針、刺し子糸、刺し子布について詳しく説明して参りましたが、その他の道具についても少しだけ触れておきます。
とはいえ、初めに紹介した道具のうちまち針・手縫い糸・裁ちばさみ・糸切りばさみの4点については持っていない方は手芸店で手頃なものを購入しましょう以外に言えることが無いですし、この記事では元から図案入りのふきんをおすすめしている為、図案についても今回は割愛させて頂きます。
ですので、ここからはそれ以外の定規・チャコペンorフリクションペン・アイロンの3点についての話を簡単にしておきたいと思います。
定規について
刺し子を楽しむために私が使い易いと考える定規は、下が透けて見える長めの定規です。
具体的に言えば50~60cmくらいのものが個人的には丁度いいと考えていますが、刺し子布の幅は34cm前後が多い為、最低限その幅を一度にカバー出来る40cmくらいあれば及第点かと思います。
持っていない方はやはり手芸店で購入すれば間違いないですが、もし条件に当てはまる定規をお持ちであれば別に手芸用のものでなくても特に問題ありません。
また、これはあくまで使い易い条件ですので、ちょっと線を引くくらいならひとまずは家にある定規で試してみてから不便なら新規購入を検討、くらいでよいと思います。
チャコペンorフリクションペンについて
図案入りのふきんを使って刺し子を始める場合にも、折り線や縫いしろを整える為に線を引く場面があるので、何らかの直接布に描けて消すことの出来るペン類は必要です。
この場合、もちろん手芸店などでチャコペンを購入しても良いのですが、個人的にはチャコペンよりもフリクションペンのほうが使い易いと思っています。
アイロンについて
こちらはご自宅にある一般的な家庭用のアイロンで全く問題はないのですが、前述のチャコペンやフリクションペンと合わせて使用タイミングには注意が必要なため、道具の紹介ではなく注意点をここに記載させて頂きます。
何しろ水で落ちるチャコペンには落とす前にアイロンをかけてしまうと落ちにくくなるという性質がありますし、逆にフリクションペンは当然アイロンを掛けた時点で線が消えます。
ですので、仕上げ以外でアイロンをかけるタイミングは必然的に線などを描き込む前になるので気を付けましょう。
まとめ
- 刺し子針はまず取り合わせの針を買って自分の好みを探るが吉
- 刺し子糸はお好みで
- 刺し子布は手軽さならセリア、分かり易さならオリムパス
- 初めからすべて揃ったキットを買うのも手