刺繍を綺麗に仕上げる為には絶対に必要になってくる刺繍枠。
ですが、フランス刺繍やクロスステッチをこれから始めよう!と思った初心者さんにとっては、一体どの刺繍枠を買えば良いのか分かりませんよね。
今回はそんな方の為に、おすすめの刺繍枠と失敗しないサイズの選び方を解説します、どんな刺繍枠を買えば良いのか迷っている方は、是非この記事を参考にして下さい。
刺繍枠はネジ式で木製の丸枠がおすすめ!
まず、何といっても刺繍枠はネジ式のものが一番良いです。
何故かと言えば、これはとても単純な話なのですが、そもそも刺繍枠は布が弛まずにピンと張った状態で刺すことが出来るようにする為のもの。
つまり、布を挟む訳なのですが……布の厚さって種類によって全然違いますよね?
なので、多くの布に対して丁度良い張り方を毎回細かく調整することが出来るネジ式の刺繍枠が一番なのです。
最近はワンタッチで手軽さを売りにした商品なども増えているようですが、特に薄い布だと全然ピンと張れないこともあるので本末転倒になってしまいます。なので、まずは必ずネジ式のものを選びましょう。
また、材質については木製のものがオススメです。
一般的に木の方が手に馴染むと言われているのも理由の一つではありますが、それ以上に木製とプラスチック製では耐久性に差が出ます。
プラスチック製の刺繍枠は、きつく締めようとしたらネジの部分からヒビが入ってしまったなんて話をよく聞きます。対して木製の刺繍枠は一生使えると言っても過言ではありません。
また、形については初心者さんは基本の丸枠を選びましょう。なんと言っても長年使われてきたものだけあって持ちやすいですよ。
- ネジ式の刺繍枠は布をしっかりと固定できる
- 木製を選ぶと数十年単位で使える
- 丸枠は持ちやすい
プラスチック製の枠も使いよう
刺繍枠をフレームにして作品を飾りたい場合は、図案が全部入りきる大きさの刺繍枠を購入し、刺繍を施した後に簡単に後ろの始末をしてそのまま飾ります。この場合、当然ながら刺繍枠は1度しか使わないので、プラスチック製刺繍枠の耐久性の問題が解決します。
サイズの選び方
刺繍枠で多く使われるのは8cm~15cmくらいの範囲のもの。もし、初心者さんが最初に一つだけ買うものを迷ったら、小さめのものを買うと良いと思います。
これが何故かと言えば、小さい刺繍枠で大きいものを刺すことは可能ですが、その逆は出来ないからです。刺繍枠に対して布が小さすぎると、そもそも布を張ることが出来ません。
なので、理論的には8cmが一番なんでも出来るということになりますが、実際には小さすぎる不便もなくはないので、個人的な経験を踏まえると一番万能に感じるのは10cmです。
また、結局のところ長く刺繍を続けていくと自然と手元に色んなサイズの枠が増えて行くため、どのサイズの枠を選んでも特に失敗ということは無いのでその点に関してはある意味で安心して頂ければと思います。勿論、最初から少し大きめの図案に挑戦する予定の方なら12cmや15cmを買っても問題ありません。
まとめ
- 長く使うつもりならネジ式で木製の丸枠がおすすめ
- プラスチック製の枠もそのまま作品を飾る時には良い選択肢に
- 刺繍枠のサイズを選べない場合は、小さめの10cmを選べば困らない
少なくとも8~15cmくらいのネジ式で木製の丸枠を選べば長い目で見て失敗はしないので、あまり選び方を身構えなくても大丈夫です。